第3章 不思議の国、私の力
(あっ!ブランさん!)
ブランさんは、庭園の奥くに走って行った。
「ブランさんっ!待ってください‼️」
「紅葉っ!?一人で行くな!」
私達は、走って行った。
「えっ!おい」
私達は、その声を無視して行ってしまった。
(時計を返してここがどこでどうすれば帰れるか聞いてみよう)
薔薇の茂みをかき分けて無人のティーパーティの会場に来ていた。
「あっ!いた!ブランさん待ってください!落とし物を届に来ました!」
(よかった!やっと追い付いた)
ほっとしたのもつかの間背後から険しい声がした。
「止まれ」
「「へ?/は?」」
振り向いた私達の手首を歩み寄ってきた男性が強引に掴み引き寄せた。
「俺の許しなしには、一歩も動くな。でないとこの手首がどうなっても知らないよ」
「ヨナさん、あまり強く掴んでは彼女達が怯えますよ」
「俺は、男だ‼️」
また透が叫ぶ。
二人は、驚いて透を見ている。