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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第7章 ホグワーツでの日常は




ホグワーツに入学してから2日後

あのタヌキ耳事件の日から2日が経ち、ヴィオラ達は普通の授業を受けていた




(ハリーとロンはこんなに来るのおそかったんだ)



ヴィオラ達は今マクゴナガルの授業を受けている
グリフィンドールとスリザリンの合同授業で、例のハリーとロンが遅れてマクゴナガルに叱られる場面だ

遅れてくるというのは知っていたがまさかこんなに遅いとは思わなかった


(やっぱり一緒に行けば良かったかなぁ……)


マクゴナガルは今猫に変身してハリー達を待っている

本当に見事な変身術である
流石、変身学教師だ
とても、もふもふしたい欲求に駆られるが、耐える
そんな事をしたら絶対に退学だ……

そんなことはさておき
彼女は厳しいが、情に厚く、優しい一面もある
箒のニンバス2000をハリーに送ったのもマクゴナガルだ
本当に彼女は優しい人である
ヴィオラにとっては尊敬するべき教師の一人だった


パタパタと走る音が聞こえた

(お、きたきた)


「ロン、早く!」

ハリーとロンだ

二人はマクゴナガルが猫とは知らず、まだ来ていないと思っているため、普通に安心してしまう

ロンが安心して声を出した

「ふう、間に合ったぁ
遅刻したらマクゴナガルがどんな顔するか……」

と、そういったところで猫が前に出て、マクゴナガルになった

彼女は二人を見続けている

二人は驚き、ロンはやはり顔を青くしていた

「変身…お見事でした」

ロンがそう言うと、マクゴナガルは僅かに笑った

「お褒めの言葉をありがとう、ウィーズリー
あなたとポッターを懐中時計に変身させましょうか?
そうすれば遅刻しないでしょう」
「道に迷って……」
「では地図にしますか?
地図無しでも席は分かりますね」

ハリーが理由を言うも虚しく、マクゴナガルはそのまま席に着くように促した

二人は渋々ヴィオラの隣に座る


「ドンマイ」

聞こえないように小声で言うと、二人は苦笑いした

「ほらここ、15ページの、『変身学の基礎』って部分だよ」

ヴィオラは声をひそめ、二人に授業の内容を教える
ハリーとロンはじっくりと真剣に聞いていた














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