第5章 ダイアゴン横丁の出会い
「わあ!ダイアゴン横丁だぁ!」
ヴィオラは目の前の光景に感動した
目の前には、映画のハリーポッターでも人気の街並みが並んでいる
ここはダイアゴン横丁
魔法使いのための店並びだ
(オリバンダーの店や、フクロウ達のいるところだよね!すっごーい!!)
「ふふふ、そんなに来たかったの?」
「だって、ホグワーツに行けるんだよ!杖を買ったら今まで勉強してきた呪文が使えるようになるんだからすごくワクワクしてるの!!」
「はは、そんなにたのしみにしてたなら早く行かないとね、よし!ほら行こう!最初は使い魔のペット達のところだよ」
「うん!」
「どの子がいい?」
「そうだなぁー」
使い魔のペットの店ではたくさんの鳥や猫がいる
ヴィオラは店を回り、どの動物をペットにするか悩んでいた
「ホーホー」
「ニャゥー」
「ゲロっゲロっ」
次から次へと生き物たちの鳴き声が聞こえてくる
まるで動物園だ
(ペットを選ぶならやっぱりフクロウかなー?でも猫もいいし、ハムスターでもOKなんだよねー)
などと考えていると
「ホゥー!ホホー!!」
「ん?」
周りの鳥や猫達とは違う
ヴィオラの左には一際大きな声で鳴いているフクロウがいた
「ホー!」
「よしよーし、どうしたのー?」
「ホゥ、ホーウ!」
このフクロウはなんだかこちらにキラキラした目を送ってきていて、柵に近寄り、いかにも捨て猫が「拾って下さい」と言っているように瞳が輝いていた
指で首の所を撫でてみると、気持ちよさそうに目を細めて指にスリスリしてくる
「ふふ、可愛い」
「ホゥ!」
「…もしかして私のペットになりたいの?」
「ホー!」
そう聞くとフクロウは元気よく鳴いた
必死に翼を狭い檻でばたつかせている
その様子が本当に可愛らしくて「ふふふ」と笑ってしまう
「よーし、それじゃあ君にきーめた!」
「ホーウ!!」
ポケ○ンのゲットの際のセリフを言う
フクロウを指さしながらセリフを決めるとそれに答えるかのようにフクロウは大きく鳴いた