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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第25章 3年生になります!!



ザワザワザワ


いよいよ新学期だ

大広間で始業式が行われ、久々の再開に皆が胸を躍らせて話す声がする


『いつの世もホグワーツには人間が多いなぁ』


短髪の黒髪
血みたいに赤い瞳
姿が見えないように隠れたルブリスだ


声を出して答えると変に思われるので何も言わない
そもそも皆にはルブリスが見えていないのだから、答えたところで損をするだけ


『おーおー、今はあの爺さんが校長なのか』


そう、ルブリスは言った

彼の言動から察するに、ダンブルドアを知らなかったのだ
それか、ダンブルドアが校長になったと知らなかったか

つまりルブリスはダンブルドアが校長に就任する前にホグワーツを卒業していたのだと分かる
彼は一体何歳なのだろう?




そんな事を考えていると、ダンブルドアが話し出した

「いよいよ新学期が始まる
まず皆にお知らせがある、宴のご馳走でボーッとなる前に話しておこうかの」
「…」

なんだか間抜けみたいな言い方をされたが気にしない事にした

「はじめに、R.J.ルーピン先生を紹介しよう
空席だった闇の魔術に対する防衛術の担当をしてくださる、ルーピン先生じゃ」

ダンブルドアがそう言うと、生徒達は拍手でルーピン先生を迎える

つぎはぎだらけの上着を着たルーピン先生は、それにお辞儀で答えた

「だから防衛術を知ってたんだわ」

ハーマイオニーがそう言った

「まあ前任よりはマシだろ」

シェーマスがそう言ったので、周りに笑いが起きる
確かにどこかの G.R.さん (ギルデロイ・ロックハート)よりはマシだろう

あの後彼は記憶喪失で入院したらしい



(そういえばベリタセラム使ってない…)

以前クィレルから貰った薬を思い出した

「まあ別にいっか」

小声で呟く











するとどこからか

「ポッター、気絶したんだって?本当に気絶したのか?」

と、ハリーを冷やかす声が聞こえた

ドラコの声だ

「うるさいぞマルフォイ」

ハリーが即座に言い返す

「なんで知ってるんだ?」と疑問に思い、彼は周りを見た
すると他の寮の生徒までもが自分を見ていたことに気がついた




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