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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第4章 受け継がれる愛の魔法



「ああ、それは……」
「お嬢様が自ら治されたのですよ」
「「え?」」

ブローが三人の間に口を挟む
その彼の言葉にダニーとエルラは驚いた
それを見てリーマスは言った

「左足を枝が貫通して動けなくなったんだ、そこをヴィオラが助けに来てくれてね、ブローには後遺症が残ると言われたけど、完治してくれた」
「本当に?」
「はい、このブローめは旦那様達に嘘はつきません、お嬢様がルーピン様を治されました」
「でも、どうやって…………」
「キスだよ」
「「キス??」」

リーマスの言葉が理解出来なかったようで、マリエレンダ夫婦はオウム返しして聞き直した

「そう、キス」
「キキキ、キスってあっちの?チューの?」
「ああ、そう」
「お嬢様が額に口付けをした瞬間何らかの魔法が発動し治ったのですよ」
「……」

エルラは何も言えなかった
目をまん丸にして口が開いたまま佇む
驚いている妻の横で一人違う反応をする男がいた

メラメラと炎が燃えている

「リイイイイイイイマスウウウウウ」
「お、落ち着いてダニー、額だよ額」
「僕の天使に手を出したなああああああああああ!!!」
「うおわっ!!」

リーマスが慌てて弁解するも、ダニーには聞こえていなかった
エルラはまだ横で我を忘れている
ブローはと言うと「まあ、これは仕方ないですよね」と心のなかで呟き、その様子を傍観していたとさ






「うぎゃぁぁぁぁああああ!!!」








マリエレンダ邸に悲鳴が響き渡った


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