第8章 守護神？！

澤村｢…そうなんだよ…俺達にはまだ色々足りなくて今日の勝利もギリギリだった

今の烏野は根本的にメンバーが足りてないんだ｣

｢守備の要のリベロとコンビネーションが使えない時でも1人で敵の3枚ブロックと勝負できるエーススパイカー

あとは技術の指導とか試合中の采配をとる監督とかコーチですかね｣

澤村｢ああ｣

日向｢エッエースならおれがっっ｣

影山｢おめーは最強の囮だっつってんだろ！

でも守護神が戻ってくるって言ってましたよね｣

菅原｢うちは強豪じゃないけど特別弱くもない
今までだって優秀な人材はいたはずなのにその力をちゃんと繋げてなかった

でもまたみんな揃ってそこに1年生の新戦力も加わってその戦力ちゃんと全部繋げたら｣

澤村｢夏のインターハイ 全国がただの遠くの目標じゃなく現実につかめるものにきっとなる｣

日向｢夏のインターハイ！聞いたことある！｣

影山｢けどそのこれから戻ってくる人は今までどうしてたんですか？｣

田中｢1週間の自宅謹慎と約1ヶ月の部活禁止だったんだ｣

日向｢ふ不良！不良？！｣

田中｢違ぇよあれはな？ちょっと暑すぎるだけなんだよ良い奴なんだよマジで｣

（田中さんに暑すぎるって言われるとかどんだけだろ）

田中｢それにあいつはな烏野で唯一天才と呼べる選手だ

まあ今はくそ生意気影山が入ってきたから唯一じゃなくなったけどな｣

影山｢俺よりこいつの方が凄いっすよ｣

｢えぇ？｣

澤村｢ま、そいつが戻ってきたら先輩って呼んでやれよ日向
田中みたくバカ喜びすると思うから｣

田中｢バカとか…｣

澤村｢ほら、帰るぞ｣

｢うぃーす｣

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
｢ごめん飛雄うち今日こっち｣

影山｢？ なんかあんのか？｣

｢練習｣

影山｢！ 俺も行く！｣

｢いや、練習して疲れてるんだからやめなよ
それ以上やったらオーバーワークだよ｣

影山｢オーバーワークしねぇ！｣

｢また今度ね｣

影山｢っち｣