第9章 エース?!
日向「アサヒさん来たな!な!」
影山「ああとりあえずな」
(そう、とりあえずなのだ
いくらゲームの中に入ったからと言って必ずしも復活し元通りになるとは限らない。)
東峰(…スガ ちょっと見ないうちに頼もしくなった
西谷の頼もしさは相変わらずだ
なのに俺はフラフラ戻ってきて成り行きでまたコートに立ってる
情けないと思う
けど
やっぱりここが好きだ)
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約1か月前 3月
またブロック もう何本目かもわかんねぇ…
澤村『!フェイントだ!前!』
田中『ないすノヤっさん!』
菅原『西谷ナイス!』
『すっげーよなあのリベロ』
『うん…すげえレベル高い けど 攻撃がなあ』
何度もトスを呼んだ
"俺に持って来い"
"俺が決めてやる"
菅原『オーライ!』
だけどそのうち
トスを呼ぶのが怖くなった
西谷『旭さん!?』
菅原『旭…?』
澤村『スガ!ライト!』
菅原『!だ 大地!!』
ドドッ ピッ…ピピ-ッ!
西谷『くそっ
ブロックのフォロー…全然出来なかった…!!』
東峰『─────…!!?
なんでだ!!
なんで責めない!?俺のせいで負けたんだろうが!!
お前がいくら拾ったって
スパイクが決まんなきゃ意味ないんだよ!!』
澤村『旭!!』
西谷『………意味ないってなんですか…
じゃあなんで最後トス呼ばなかったんですか打てる体制でしたよね』
菅原『や やめろよ西谷!俺が朝日にばっかりボール集めたから疲れて…』
東峰『俺にあげたってどうせ決めらんねーよ』
西谷が東峰の胸ぐらをつかみかかる
西谷『──────!!!
打ってみなきゃわかんねえだろうが!次は決まるかもしれないじゃねーか!!
俺が繋いだボールをアンタが勝手に諦めんなよ!!!』
田中『ノヤ!』
西谷『俺はリベロだ!!守備の要でチームの要だ!!
けど!!』