第8章 守護神?!
「「お疲れ様でしたー!」」
西谷「!帰ろうぜ!家まで送る!」
「いいの?」
西谷「おう!俺の練習に付き合ってくれてるし、夜道は危ねぇからな!」
「ありがと!!」
西谷「おう!外で待っとけ!」
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。
帰り…
「…ねえ」
西谷「?なんだ?」
「さっき練習始まる前1ヶ月の部活禁止って何したのかなって」
西谷「あー部活でもめてよ
教頭の大事にしてた花瓶割って1週間停学くらってそんで1ヶ月の部活禁止」
「はぁ…。なんでもめたの?」
西谷「あー伊達工っていうブロック強い高校に俺が1年生の時にな当たっちまって、
普段なら普通に決まってる旭さんっていうエースがいても全く点決まんなくって、
ブロックフォローにも全然反応できなくてそんでその試合は負けた。」
「…」
西谷「旭さん、最後トス呼ばなかったんだ
俺はミスったことには責めねぇ。
誰にでもミスはある。
けど、拾ったのに、まだ試合は終わってねぇのに、諦めるのは…」
と苦しそうな顔で言った。
「いいんじゃないかな。」
西谷「?」
「うちもどっちもの理由何となくわかるよ。
旭さんは少し期待っていうのが重かったんじゃないかな。
エースだから決めなきゃって、自分が決めれなかったら点数になんないって。上げてもらってるのに申し訳ないって。
確かに、夕の言ってることもわかる。せっかく上げたのに!自分は守備専門だから攻撃には参加出来ないけど何度でも上げたいって思うのは当然だと思うの。
旭さんは、バレーボールを嫌いになったんじゃなくて自分にとって少しバレーボールがなんなのかって、今考えてるところじゃないかな。
やろうかな、もういっそ、辞めようかなとかね?」
西谷「俺はまた旭さんと同じチームで、新チームでバレーがしてぇ」
「…じゃあ、旭さんを根気強く待たないとね」
西谷「おう」