第4章 愛刃建水♠︎傷つく恋はいらないから
愛「建水、どうしたの?」
再度建水に声をかけると、建水は言った。
建「…はいらないんだよ…。」
そして、大声で叫んだ。
建「傷つく恋はいらないんだよ!!」
その声に圧倒され、私の目頭が熱くなった。
愛「ど、どういうこと…?」
必死に涙をこらえて聞いた。でも建水は黙り込んだままで、2人の間に長い沈黙が流れた。
と、その時。私の中で、ある仮説が生まれた。
愛「…建水。まさか、私が浮気したと思ってる…?」
浮気、その言葉に建水が反応した。
やっぱり…と確信を持った私は、建水に説明を始めた。
愛「建水、あのね…。」
カフェで一緒に居たのは幼なじみだということ。
その幼なじみに、相談を受けていただけだということ。
愛「…そういう訳なんだけど…。ごめんね、変に勘違いさせちゃって。」
私が謝ると、建水はまだボーッとしたまま、首を横に振った。
建「ほんと…ごめんな、愛。」
建水は、私をギュッと抱きしめて言った。
私も強く抱きしめ返して、
愛「私が好きなのは、建水だけだよ?」
と言った。
建水は少し顔を赤らめて、そっぽを向いてから…
私の唇に、そっとキスした。
愛「っ…!」
建水は、もっと顔を赤くしながらも、はにかんで言った。
建「俺もだよ♪」
♡end♡