第1章 嫌われてない理由【冨岡義勇】
義勇さんのモノは、私の身体のナカではなく外に出した。お腹の辺りに。雪のようについた。
『義勇さ…ん』
「今回は…外に出した。」
ん?今回”は”?え?
『えっーと、それはどういうこー』
その瞬間唇が重なった。
「いつかは…な?」
「ムフフ」と私があまり見ない顔で笑う。
鬼殺隊の者として、いつ死ぬかは判らない。もしかしたら明日死ぬかもしれない。一年後に死ぬかもしれない。けれど、私の命が尽きるまで、義勇さんの恋人として、精一杯生きよう。彼のお陰で私の居場所がある。まだまだ、義勇さんの事知らない所も多い。でも、これからお互いを知り合っていくんだ。
ー数日後ー
『義勇さん!一緒にお昼食べませんか?』
「二人でならいい」
仲良くお弁当を食べる二つの影が、陽だまりのあたる野原に映っていたそうな。