第17章 目の前で消えていったら
※目の前で消えてみた
Italy
「なめこちゃん…?なんで?早く言ってよ…。」
唐突に消えていくあなたを呆然と眺めています。神聖ローマと貴女が重なって見えます。『ごめんなさい』と伝えると、「俺が、俺が気付かなきゃいけなかったのに…!!」と、泣きながら、膝を崩します。
Germany
「なめこ?なぜ、そんなに体が透き通っているんだ?まさか。」
貴女に少しづつ近づいて行って、そっと触り始めます。そして、抱きしめながら泣き始めます。『ごめんなさい』と伝えると、「何も言うな…。お願いだから、まだ、逝かないでくれ…。」と、嗚咽を漏らします。
Japan
「死ぬときも一緒だって、貴女が言ったんですよ!!」
貴女に、しがみついて離れようとしません。貴女が、大好きで本当に大切な存在だった。『ごめんなさい』と伝えると、「どうして…。謝るんですか…。私が、不甲斐ないばかりに…。」と、抱きつきながら頽れます。
South Italy
「は…?なに、勝手に逝こうとしてるんだよ。ばか…。」
弟君同様、貴女のことを呆然と眺めます。そして、貴女にゆっくりと近づきます。涙を流しながら。『ごめんなさい』と伝えると、「ばか!バカ!バカ!死ぬんじゃねえ、ちくしょー!逝くなよ!逝くなよ!」と、泣き叫びます。
Prussia
「おい…。なんで、俺より先に行こうとするんだよ。ばか。」
貴女に近寄り、優しく貴女を包み込むようなハグをします。ただただ、貴女を抱きしめます。『ごめんなさい』と伝えると、「俺も、必ずそっちに行くから。ちゃんと、待っててくれよな。」と、泣き笑いで伝えます。
Spain
「なんで、なめこちゃん、消えようとしとるの?なんで?」
貴女に詰め寄り、優しく貴女を撫でながら質問してきます。その理由は、とっくにわかっているというのに。『ごめんなさい』
と伝えると、「ほんまやで、でも、これじゃあお説教もできへんなあ?」と笑いながら、貴女をただ抱きしめます。
作者の全細胞が死んだ。帰ってきて、一発目にこれって。