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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第17章 その花の意味




「……本能で生きている奴ほど、やりにくい相手はないな」



間合いを保ちながら、ふたりは同時に、刀の柄に手をかけた。


「何を尋ねようが、お前は答えないんだろ」


「ああ」


「だったら、斬り合うしかないな。–––はっ」


「……っ」



雨粒を滴らせ迫る刃を、光秀は横一文字に切り払う。

すぐさま鋭い蹴りが放たれ、空いた片腕で弾き返した。


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