• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第16章 水色桔梗の言葉を





「わかったんです。あなたには、あなたの義があって……あなたはそれを貫くためなら、悪をも演じてみせる人なんだって」


「…………」



「あなたが為そうとしてることが何かは想像もつきません。でも……信じられると思ったんです。あなたのわかりにくい優しさを」


「まったく……見上げたお人好しだな、お前は」



(なんて言われてもいい。今すぐ答えをくれなくてもいい)



「いつか、光秀さんの本音にたどりついてみせます。今は明かせなくても、その時は……あなたの覚悟を少しでも、私に背負わせてください。独りで全部抱え込まずに……私だけには……頼ってください」


「茜……」

/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp