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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第16章 水色桔梗の言葉を
「……おいで。顔を、よく見せろ」
「………っ、はい」
歩み寄ると、かき抱かれた。
水を浴びてきたらしく、その肌はしっとりとして冷え切っている。
(少し、痩せた……。傷が増えてる)
たまらない気持ちになって、骨ばった身体をそっあと抱きしめ返した。
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