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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第15章 仕返しのキス





(ひどすぎる……)


「誰がどうして、こんなことを……!?」


「何、乱世では私刑も拷問も物珍しいことじゃない。とりわけ、牢の中ではな」


「なんでそんな、他人事みたいな顔をしてるんですか……!」


血のにじむ傷口をそっと、清潔な布で拭っていく。

痛いだろうに、光秀さんは眉ひとつ動かさない。


「……まったく、これではあべこべだぞ。お前の方が、大怪我を負ったような顔をしている」


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