• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第14章 化け狐と今宵かぎりの想い





「ごくありふれた妻への愛情表現だが、それがどうした?」


「どうしたもこうしたも……」


「安土に戻るまでは夫婦のフリをすると言っただろう。ああ、この程度では物足りないか?」


「た、足りてます……っ」


動揺しすぎてどうしたらいいか分からないけど、抱きしめる腕を解く気にはなれない。

腰に回る光秀さんの腕も、優しく私を支えたままだ。



(ああもう、どうしよう……)


/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp