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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第14章 化け狐と今宵かぎりの想い




「どーして安土の化け狐がお前を連れ回してるかは意味不明だけど、あいつの目的なら予想がついた。この国の大名が、信長を裏切ろうとしてる–––違うか」


(……っ、嘘を言っても、通じない目だ)



きっと幸村も光秀さんと同じく、優れた乱世の武将なのだと直感する。



「……この国の大名を調べるために、ここまで来たの」


「そして、限りなく黒に近いと判明したというわけか」



幸村と佐助くんの視線が、気だるげに幕開きを待つ『義昭様』へと注がれる。


(ふたりとも、急に怖い顔に……)


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