• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第14章 化け狐と今宵かぎりの想い





–––あれから結局、光秀さんに何を問いかけてもはぐらかされた。




(光秀さんは『祭りの夜にケリをつける』って言ってたけど……)



「光秀さんが演じるお芝居の中身くらい、教えてくれてもいいんじゃないですか?」


「それはできない相談だ。本番の楽しみが減るだろう?」


(この笑顔……絶対、何か企んでる)


これから光秀さんは、狐をかたどった面をつけて、舞台に立つ。

光秀さんが筋書きから演出までを務め、自らも出演する喜劇は、座長さんのお墨付きで、祭りの出し物のトリを飾ることになっている。

/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp