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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第13章 大切な人





もし……本当に私がそんな風に見えるのなら……きっと、それは光秀さんが根気強く、私を励まし支えてくれたからだ。




「俺とは対極にいる人だな、茜は。元気が良くて、いきいきしていて」


「そうですか? 義元さんだって、安土の市であんなにいきいきしてたじゃないですか。美術品を見てるあなたの目、キラキラしてました」


「ふふ。君の目にそんなふうに映っていたのなら、とても嬉しいな」


義元さんは愉快そうに笑いながらも、遠い過去を懐かしむような目をしている。


(なんで、こんな顔するんだろう)


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