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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第13章 大切な人




「謀反の証拠なら、もうそろった」


(え!?)


「いつの間に……!? 証拠はどこにあるんですか?」


「ここに」

光秀さんは自分のこめかみを、トントンと指で叩いてみせる。


「たった一日で情報収集し終えたんですか? すごい……!」


(さすがは光秀さん。織田軍の武将たちに一目置かれるだけのことはある。それに引き換え私は……)


役に立とうと大名に近づいたものの、返り討ちにあったうえに襲われかけて、光秀さんに泣きついただけだ。

そんな思いをあっさり見透かし、光秀さんが私の頭を撫でた。

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