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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第12章 その感情は
「……もう眠れ」
(ここまで言っても、自分の本音は、はぐらかすんですね……。)
(だけど……、それは、私も一緒か……。)
私を引き離すと光秀さんはテキパキと布団を敷くと、そこに私を寝かせた。
濡れた手ぬぐいを用意して枕元に座り、腫れぼったい目元にあてがってくれる。
(冷たい……。でも、優しい。光秀さんと、同じだ)
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