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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第12章 その感情は




「……そうだったか」


つっかえつっかえ話す私の言葉に辛抱強く耳を傾けながら、光秀さんは低い声で、相槌だけを口にする。


「……こんな気持ちになるなんて、想像してもみませんでした」



「ん……?」




寄り添って座り、光秀さんが私の背中を撫で続けてくれている。



(やっと……涙がおさまってきた)



手のひらの形を着物越しに感じ、掠れきった声を絞り出す。

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