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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第10章 偽りの夫婦
(監視のために連れてこられたけど、もしかしたら、私にも役に立てることがあるかもしれない)
光秀さんは裏切り者かもしれないけれど、少なくとも信長様のためにこの任務をしっかり果たそうとしている。
それに、私にとって織田軍みんなは、今では家族に近い存在だ。
(ここまで来たんだ。安土のために、光秀さんに協力しよう。)
「ようこそおいでなさった! ちょうど人手が足りんで困っとったんだ」
「お世話になります、座長さん」
「こちらこそ! 光さん、あんたのお嫁さん、べっぴんだねえ」
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