• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第10章 偽りの夫婦




「……っ、あなたって人は、本当に……」


「どうだ? 少しは許嫁になった実感が湧いてきたか?」


「湧くわけ、ないでしょう……! あくまでニセモノなんですから。ふざけてないで、自分も着替えてください!」


「わかったわかった」


廊下へ逃げ出して、その場にへたりこむ。

自分の呼吸が少し荒いことが、耐え難いくらい恥ずかしい。



(あんな人、好きになんか、なるわけない。あの人だけは……絶対ぜったい、なるわけない。……だけど–––)


/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp