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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第10章 偽りの夫婦
ーーーーーーーーー
「えっ、これを着ていくんですか?」
「ああ、そうだ」
光秀さんが用意してくれた旅の服装は、普段着ではなく、カラフルで華美なデザインの着物だった。
「素性を隠して潜入するんですよね? これじゃ目立ちすぎませんか。私はともかく光秀さんは有名な武将だから、もっと地味な着物の方がいいんじゃ……」
「素性を隠すために着飾るんだ」
(どういうこと……?)
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