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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第9章 偽りの許嫁




「光秀が茜をかっさらっていくとはな。まあ、横から奪うのも面白い」


政宗さんがニヤリと笑い、私の髪に触れようと手を伸ばした時、


(あ……っ)


間髪入れずに、光秀さんに肩を抱き寄せられた。


「手出し無用で頼むぞ、政宗。茜を巡って独眼竜と斬り合うのは御免だからな」


「そうか? 俺はお前との手合わせならいつでも歓迎するけどな。にしても……」


堪えきれないように、政宗が笑い出す。


「光秀を焦らせるとは、茜、お前なかなかの大物だな」

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