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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
「っ……?」
手のひらで包み込んだ頬が、熱い。
(あなたを信じたがっていた私を打ちのめして、こんなにも私を追い込んで……、なのに、どうして)
「どうして今になって……っ、本気で苦しがってるみたいな顔、見せるんですか……?」
「…………っ」
(光秀さん、もしかして、困ってる……? )
光秀さんが言葉を失うところを、初めて見た。
見たことのない表情に、自分が強引に組み敷かられたのに、私の方が光秀さんを責め立ててるようにすら感じて、胸が軋む。
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