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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第8章 謀反




(立ち止まってる場合じゃない……。でも、どうすればいいの……?)


とっさに逃げ出したものの、事態の整理が追いついていなかった。



(『第六天魔王』って信長様のことだよね? 『あのお方』って誰? あの使者は何者? 光秀さんは……、光秀さんは……まさか……本当に、織田軍を裏切って……?)



足が震えて、今にも膝から崩れ落ちそうだ。
壁についた手で必死に身体を支える。





「–––待て、茜」

「!!」



振り向くと、月明かりに白い着物が浮かび上がっていた。

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