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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第7章 虚心坦懐
(いつの間にか私、ずいぶん強くなったな……)
この時代へやって来たばかりの頃、生きることに意味を見いだせずにいた。
だけど、今は、ひとりで立って、走っていけてる。
『お前の大切な人間が、自らの死を持って、『生きる』ということを教えてくれたのだろう。だったら、お前も残された者として、どう幸せに『生きる』のか学べ。』
光秀さんに言われた言葉が、小石を投じられたように、心の波紋が広がっていく。
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