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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第7章 虚心坦懐
ぶっきらぼうな言葉とは裏腹に、口元に笑みを浮かべ、目を細めるその表情(かお)は優しい。
「俺も、お前が無闇やたらと俺を心配していることは、昨日今日でよくわかった。ありがとう」
「っ、いえ……」
(改まって、言われると恥ずかしいな……)
「それほどまでに、俺を気遣い、深く想ってくれていることに、気づかなくてすまなかった」
「深く想ってるって……その言い方、ちょっと……」
「そう照れるな。感謝の念を表して、抱きしめてやろうか?」
「どうして、すぐそういう冗談を言うんですか……!」
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