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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第7章 虚心坦懐
「それで?今は?この時代に来て、少しは、心境の変化があったか?」
私の話に何ひとつ、動揺も同情も見せない光秀さんが、静かに私を見つめる。
自分ですら認めようとしない、僅かな心境の変化を、この人は見抜いてしまう。
この人は、本当に妖のような人だ。
「……そう…ですね。あのときの戦で、貴方に命を救われて……。色々なことを叩き込まれて、迷いは…薄れたかもしれません。」
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