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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第6章 疑心暗鬼
「たしかな情報なんだろうな、光秀」
疑いの念が混じったような眼差しを秀吉さんが光秀さんに向ける。
「捕らえた男の身元は調べた。間違いなく石山本願寺にいた僧のひとりだ。本人の口からも、確かめてある」
「…………」
「お望みとあれば、経緯を詳しく聞かせようか?秀吉。」
「やめろ、胸糞悪くなる」
いつものように、捉え所のない笑みを秀吉さんに浮かべる光秀さん。
その笑みを見て、秀吉さんが眉間に皺を寄せた。
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