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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第6章 疑心暗鬼
「–––遅い」
信長様に一喝されて、慌てて腰を下ろすと、安土城の広間は物々しい空気で満ちている。
「光秀さん、さっさと話の続きを聞かせてくれませんか」
待ちきれない様子の家康が、光秀さんに報告を急かした。
(光秀さん、広間に居たんだ。)
信長様を真ん中に右側に秀吉さん。
反対側の左側に光秀さんが座っていた
家康の言葉に、光秀さんは広間にいる一同を見渡すと、ひと呼吸置いて口を開いた。
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