第9章 派手男と雌狸の過去がヤバイ件について
「…もういい。……学園長はソレ知ってんのかァ?」
「私、その辺りはノータッチです。」
「(が居ると言えねぇんだよなぁ。)」
もう感動も薄れた俺はとりあえず
話の収集を付けようと
恐らく2人揃って顔を合わせている学園長には
この複雑な関係をそもそもどう説明して
いるのか聞くとはその辺
何も言っていないらしいが、宇髄の方は
何やら気まずそうな顔をして目を逸らしている。
「おい、宇髄なんだその顔はァ……。」
「不死川、ちょっと耳かせ耳。」
そう言って何故かに聴こえないように
コソコソと話て来た宇髄の言葉に愕然とした。
「……お…俺、無駄じゃねェか……。」
「すまん。初めに言えば良かったんだが
その……お前がの事嗅ぎ回ってる
って煉獄に聞いてよ……いい機会かな、と。」
どうやらこの三者面談。
物凄く無駄だったらしい。
確かにの事を調べては居たのは
認めるし前半部分で疑問も完璧に
確証をもって解消できはしたのだが
本当に無駄すぎて俺はもう床にめり込みそうだ。