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流星街のシスターは口が悪い

第1章 糞最悪な日


その日は最悪な日だった。久しくこなかったシスターとしてのまともな仕事は悪戯小僧の保護だった。どうやらそいつは自分の親をぶっ殺して家を飛び出してきた奴らしいがまだ3つにもならねぇチビだと聞く。
雨が降ってる中流星街の中を餓鬼1人探してズブ濡れで歩く。

「ちっ....ガキどこ行きやがったんだよ💢」

見つからない苛立ちから酒瓶を煽りガムを口に放り込み咀嚼する。
すると背後から殺気を帯びた視線感じて振り返ると、包丁を持って佇む黒髪の餓鬼が居た。引き取る予定の餓鬼に容姿がそっくりで声を掛けようとすると

「たべものよこすね!!!!」

「てめぇがフェイタンって餓鬼か?」

「だたら何ね!」

包丁を片手に襲いかかってきた、それを躱し包丁を叩き落として餓鬼の首根っこを掴みそのまま教会へ戻る。

「離せ!私何ももてないよ!」

「知ってるよぉ、取り敢えず汚ぇから洗うからな」

服のままふろ場へ行き暴れるフェイタンをさっさと脱がし、丸洗いする。引っ掻こうと何しようと痛くも痒くもないので無視して洗った。大方洗い終えると餓鬼は大人しくなった。そしてこちらを睨みつけてきた

「なんだ?観念したのか?」

「何故ふろにしずめないか.....ワタシおまえのことおそたよ.......」

「なに?沈められてぇの?まさか.....ドMかお前?」

「違うね、今までの大人はみんなそうしたね」

「一緒にすんな糞餓鬼。大人にも色々いんだよ。俺にそんな趣味ねぇよ!おら、湯に使って温まりやがれ!」

ポイッと餓鬼を湯船に突っ込み自分も身体をさっさと洗う。大人しく風呂に浸かる餓鬼がずっとこっちを見てる。

「んだよ。女の身体がそんなに珍しいのか?」

「別に.......」

目を逸らされた。身体を洗い終えて湯船に入ろうとすると餓鬼は狼狽えた

「こ、こちくるな!」

「せめぇんだから暴れんな!」

ひょいっと抱えあげ足の間に餓鬼を入れてスペースを作る。抱えられたことがないのか身体を固くする餓鬼。わしゃわしゃと撫でてやりながら肩にお湯をかけてやる。

「おら、そんなんじゃ休まらねぇだろ?」

「.......っ!!」
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