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第2章 夜桜さんリクエスト頭鷲掴み
「あ……あのークロロさん?」
「黙れ」
「あっはい……」
何故か私はいま首根っこを掴まれてクロロに運ばれている。何故だ?何時も確かにちょっとイタズラをしかけたりしていたが今日はなにもしてないぞ!
そのままアジトまで連れてこられた。そして正座させられた。
「おい夜桜俺が何故お前を正座させているか理解できるか?」
「……えっごめんわっかんな……あいだだだ!!!!!」
痛い!!!!!潰れないから手加減されてるだろうけど潰れない程度にすごい力で頭を鷲掴みにされてる!!!!!
「……俺のいいつけは覚えてるな?」
痛がる私を他所に上から掴みながらドスの効いた声で聞く。言いつけ?無闇に出歩かない事と危険な場所には行かないだっけ?と言うと
「覚えてるなら何故今、今日外へ出掛けた?昨日この当たりを荒らして騒がしくしてると朝伝えたと思うんだが俺の気のせいか?」
あっ……忘れてた!!!!!
はっと思い出した顔をする私にクロロはさらに力を込めた
「いだだだ!!!!!ごめんってごめんって!!!!!」
「お前はこの俺が盗んだ獲物だ。今後無闇に俺の許可無く出かけるな」
ふんっとそっぽを向き頭から手を離した。手を離されて転がる私に2度は言わないと言い捨てるとさっさと自分の部屋に消えてった。
遠目に見ていたマチが此方に来て
「あんたホントに気をつけなよ団長あれでも焦ってたんだから」
「えっ!!!!!何それ詳しく聞きたい!!!!!クロロ〜!」
あっちょっとあんた!ってマチの声を後ろに聴きながらクロロに会いにいく夜桜。もちろんその後また怒られたのでした
END