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クロバス+カレシ
第2章 クロコ+カレシ
ゆっくりと瞼を開けると、大人びた顔をした黒子くんが私に向かって微笑んだ。
「…でも、他の人にそんな顔したらだめです。……僕も男なんですよ」
少し拗ねたように言う様が私の心をくすぐった。
「…じゃあ、また明日」
そういうと、彼は私の頭を優しく撫でて、離れると、手を降りながら来た道を帰っていった。
私が着ていたセーターから、少し彼の香りがする気がした。
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