第3章 頼みごと

.......は？

バカじゃないのコイツ。
わざわざ徳川将軍の親戚だって言ったじゃん、気づいてないの？？




貴「...フツーは気付くでしょ、ここまで話てんだから。」


銀時「......わかんないからどういうことだって聞いてんだろーが。そっちこそ気づけよ。」




少しその言いぐさにカチンと来たが、ここはあえて普通に答えることにした。




貴「あの子達の前だったから言わなかったけど.....お役人に狙われてるって言ったでしょ？だから........つまり、その徳川将軍に狙われてんの。」





銀時「....ん？いや、ちょっと待て。将軍に狙われてるって？」

間違いだよなと聞き返す銀時、何をそんなに焦っているのだろうか。