第20章 冨岡義勇
「あの?!出て行ってくれませんか!」
私は咄嗟に胸と大事な所を隠した。
すると、シャワーを冨岡さんがとめて、ボディソープを何プッシュかして、手に馴染ませた。
「代わりにここで性感をやる」
冨岡さんは私の後ろに立ち、耳元でいつものトーンで囁く。
「えっ?でも、寝転がった方がいいんじゃ…」
「構わない。このままでもお前の思っている目的は果たせる」
冨岡さんの手がお腹に伸びてきて、時計回りだったり、上下に動かしたりしてくる。
オイルとはまた違うボディソープのぬるぬるした感覚に、私はこそばゆくなる。
「それに…恋人イチャラブコースを頼んだのは綾川の方だろう」
「それはそうなんですけど…んっ…」
胸の下の付け根あたりを指先でフェザータッチされ、私は小さく呻き声が漏れる。