第10章 我妻善逸 ②
「痛くない?大丈夫?」
「う、ん…大丈夫…」
嘘だ。
本当は引き裂かれた痛みに今すぐにでも抜いて欲しいくらいだ。
でも、そんな痛みを上回るくらいに私は快楽を欲している。
はやくもっと頭がクラクラするような甘い感覚に溺れたい。
「じゃ、動くね」
「あ、あ…あぁ…!」
ズルズル…と善逸くんのものが先っぽまで引き抜かれ、ナカを持っていかれそうになる快感に腰が引ける。
「初めてなのにこんなに感じてるの?変態♡」
「ひゃうん!あっ!」
引き抜かれたモノが一気に奥を突いてきて、私は一段と上ずった声をあげた。
頭の奥が焼けるような気持ちよさに、私は背中を反らせて口をパクパクと開けた。
「善逸く…ああっ、ふ、ん!奥ぅ…やめ…!」