貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第4章 武田信玄
「乃々さん、信玄様の奥さんなら…乃々さんも私のご先祖様じゃないんですか?」
私の素朴な疑問に、乃々さんがピタッと止まった
「…………」
「…………」
しばし沈黙が続いて……
「えっ…!うん?私も??」
「だって、信玄様に子供がいないと私、存在しませんよね?」
「こ…こども……」
乃々さんが何かを想像したのか、急に真っ赤になって慌てふためいた
「う、うん!そうだね、そうだよね。子供……うん!分かって、分かってるよ!!」
一人で恥ずかしそうにきゃー、とジタバタしてる
乃々さんの反応、めっちゃ可愛いんですけど…
慌てふためく姿が可愛らしくて、思わず笑ってしまう