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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第14章 救出作戦




手から刀を取り落とし、頭目は重たげな音とともに地面へ倒れた。

「こ、ろせ……っ」

「断る。せいぜい生きて、屈辱を味わいなよ」

家康さんの呟きが終わらないうちに、頭目は意識を失い、動かなくなった。


「……いまだ今川に付き纏われるとは……」


頭目を見下ろす家康さんの横顔を、声もなく見上げる。


「–––終わったぞ、ふたりとも」

「……」

(光秀さん……)

優雅な仕草で刀を収めながら、光秀さんが歩み寄る。

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