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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第11章 恋情




「何」

「信長様からの遣いが参られました。明朝、城で軍議を開くとのことです。何でも、光秀様から火急の知らせがあると」

「……そう。すぐに信長様へ返事を書く。使者は待たせておいて」

 「はっ」

ため息まじりに返事をすると、家康さんが私を見つめる。

「じゃ、じゃあ……私はこれで失礼します、ね。」

「あ、烈……」

「?」

不意に呼び止められて家康さんの方を見る。

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