貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第2章 過去へー
去ってゆく後ろ姿を見えなくなるまで見送ると、自分が何か特別なことでもしたか考える
しばしその場で記憶を探っていると
突然雷鳴が鳴り響き、みるみる辺りは暗くなった。
さっきまでの晴天が嘘のように激しい雨が降り出す
(うわっ!すっごい雨!!!)
地面を打ちつけるように降り注ぐ
辺りが雨で白くなるくらいの激しい雨だ
あっという間に全身びしょ濡れになり
走ろうかとも思ったけど
ここまで濡れれば、もはや急いでも意味はない…と
諦めたように歩き出すと