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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第7章 二人の距離



「–––じゃ、また明日」

「は、はい。よろしくお願いします!」

くるりと背を向け、家康さんは御殿へ歩き去って行った。

また明日、か……

ただの挨拶も、家康さんの口から出たかと思うとなんだか貴重に感じられる。

今日はたくさん話せたな。稽古の話しばっかりだったけど…少しは、距離が縮まったかな?

少しの期待を胸に私は頬を撫でた。


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