第2章 火種は飛火するもの

「…土方さん…蘭花に触んねーでくれますかィ？」

沖田はそう言うと、土方の手を払った。

「わーい！総悟大好きー♡」

蘭花は満面の笑みで、沖田に抱きついた。

「まあ総悟は私の味方だから！私になんかしたら総悟が仇とってくれるから‼︎」

「おめーはス○夫か！つーか仇も何も男一人投げ飛ばせるような怪力女には味方とか必要ねーだろ」





「…マヨ太…そろそろ学習しようか…？」

蘭花は振り返ると、土方をにらんだ。

「…てかお前もそろそろ総悟から離れろ」