第7章 サヨナラも告げないまま
「んっ……あぁ……っん……」
「……っ、これは……予想以上、ですね……」
ずっとゆるゆると入口の辺りを彼の指で解されながら、気付いたら無心で彼のを口で愛撫していて……褒めてるとも取れる言葉に気を良くして更に深く彼を咥えこんでいく。
でも急に秘芽に吸い付かれ、舌でソコを弄られて、思わず彼のを口から放してしまった。
「あっ!!……あ、あぁ……っ」
「……ちゃんと……続けて」
「っあ、ふぁ……っあぁ……ん……!」
もう一度彼のを口に含むけど……無理だ、それどころじゃなくって……まともに咥えてなんていられない。
逃げそうになる腰はやっぱり捕まえられてしまうし……コレも覚えてるんだろう、また絶妙な強さで執拗にソコを弄られて。
このままでは達してしまいそうだ……
「あっあっ……あぁ……っ、で、きない……っあぁ……」
「どうしてですか?」
「そ、んな……ぁ、あっ……きもち、よく、て……あぁっ、だめ……ぁ、いきそ……っ」
背中が大きく反って、震え出す。頭の中が白んできて、あと一歩で達するかと思った瞬間……
彼の唇は秘部から離れた。
「はぁっ……あぁ……っぁ……や……な、んで……」
「……一緒に悦くなりたいと思ったから、でしょうか」
彼の身体が大きく動く。知らないうちに涙が滲んできていた目でぼんやり眺めていると……両脚を開かれ、脚の間に彼が入ってきた。
秘部に熱いソレを擦り付けられて、どうしようもなく身体の奥が疼き。その先が秘芽を掠めると、腰が跳ねてしまう。
「あ……ぁ……っ」
「泣きそうな顔をして……腰を揺らして……」
「……あぁっ……ん……ぅ」
「ココもヒクついていますし……どうしたいですか?」
「あ……も、う……すばる、さん……っ」
ついに涙が溢れて流れていく。それを唇に拭われ、目尻にキスをされて。すぐ近くで目が合うと、今度は唇が優しく重なる。
ただ、今にも挿入ってきそうなくらい、入口の近くに彼のを強く押し当てられて……もう耐えられない。