第6章 好きの定義とは
乳房を食んだまま、零くんの手は下へと滑っていき、腿を撫でてきた。膝から腿の内側を滑って中心に近付いては、また戻り……ゾワゾワして、身体が震えそうになってくる。
再び手が中心に近づいてきたそのときに、無意識に足を擦り寄せたら、零くんの手を挟むことになり、その動きは止まる。
「なに……もう、こっちがいい?」
「え、あ……っ」
中心へと滑り込んできた指に、秘部をぐっと押された。
「下着……湿ってる。脱ごうか」
「や、……っ、あ……」
小さな布はすぐに抜き去られ、脚を割られ膝を立てられて。零くんが間に入ってくる。
膝の内側にキスをしたその唇が、だんだん中心に近付いてきた。
「や……見ないで……」
「暗いからそんなに見えないって。でも……のココが濡れて光ってるのは分かる」
「やだ……っ」
「まだ触ってもないのにこんなにして……どこまで可愛いんだろうな」
零くんの指先が秘部を縦になぞって、ほんとに濡れてるんだと自覚した途端、身体中がカッと熱くなってきた。
何度か溝をなぞった指が、その上の秘芽にそっと触れてきて。優しく押して、撫でるように刺激してくる。気持ちよくて……腰が浮いてしまう。
「あぁっ!……ぁ、あ……あぁ……っ!」
「こっちも膨らんでて……硬くなってきたな」
「っあぁ、あ……あぁ、ぁ……」
「やっぱり可愛い……全部食べたくなる」
「……っ!……や!待って、」
「嫌だ」
抵抗も虚しく。零くんが秘部に顔を埋めてソコを舐めてきた。
私お風呂も入ってないのに……でも、そんな思いはすぐに頭の隅へ追いやられ、消えていく。
蜜を舐め取られ、秘芽を吸われて舌先で先端を舐められて……入口を弄っていた指がナカに入ってくる。
気持ちよくて……それしか考えられなくて……
「あっ……ああ、あぁ……あぁっ!」
「可愛い……の声、もっと聞きたい……」
「れ、いくん……っあ!あぁっ!あぁ……っん!あっ……」
ヒクヒク動き出した身体が止められない。あっという間に絶頂が近付いてきた。
零くんの指はナカの絶妙な所を押し上げてくるんだし、唇はいっそう強く秘芽に吸い付いてくる。
「あぁ……だ、め……あ、ぁ、あぁ、も、う……あぁっ!」
ブワワワッと波が来て飲み込まれて……スーッと引いていく。