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恋のはじめかた【名探偵コナンR18】

第11章 安穏の白、走り出す緋。


「……どうして欲しい?」

「ぅあ……っ、零くん……」


お腹の奥が疼く。身体中が火照ったように熱くて仕方ない。どうして欲しいなんて……そんなの聞かなくたって……

零くんの指は、ソコを縦になぞっては戻り、入ってきそうで入ってこない。それどころか……やがてその指もソコから離れてしまった。


「っ、ね……」

「ん?」

「いれ、て……っ」

「さっきから腰揺れてるけど……何が欲しいんだ?」

「や……っ、も……はやく……ぅ……」

「指か……?それとも、コッチ?」


零くんの熱いのの先が、ソコに触れる。身体中が堪らなくソレを求めてるのか、全神経がソコに集中してるみたい……

もう恥も何も関係ない……重い頭を後ろへ向けると、どうしよう、零くんがすっごく男っぽい顔で微笑んでる。


「そ、それ……ほしいの……おねがい……」

「そんなに欲しいなら、自分で挿れてみたら?」

「……っ、でも……」

「ほら……」


零くんに腰を掴まれ、硬い先の部分で入口の周りをグリグリされて。たっぷり蜜の絡んだソレは、今にも入って来そうな所で留まっている。

自分からそうしてるのか、零くんにされてるのかは分からないけど。腰が後ろへ進めば、入口に圧がかかって……大きく張り出した部分が入ってくる。更に進めればズブズブと奥へ……


「そう、そのまま……」

「っ……ん……あぁ……」


ゆっくりと全てを飲み込んだ。いっぱいに満たされた事に満足したのか、口からは大きな甘い溜め息が漏れる。

だけど零くんは更にその奥へ押し進んできた。一番奥を強く抉られて目の前がチカチカする……


「っ!あ、だめ!っあぁ……あああっ!」

「ダメじゃないだろ……こんなに、悦さそうにして……」

「あぁ……あっ、れ、いくん……あぁっ!」

「ココは、もっとしてって……言ってるみたいだけど、っ」




深く息を吸うタイミングすら与えてもらえない激しい抽挿が続き……頭がクラクラしてきて……

それから何度か絶頂に至り、抽挿はまさに私の力が尽きるまで続いた。

お風呂になんて入る余裕もなく、そのままベッドで横になりながら、眠る寸前にふと思った。

セックスはその人の本性が出るって、よく言うけれども。零くんもそうなのかもしれない。

普段の優しい零くんは、“こうするべき”、“こうあるべき”を徹底した姿なんだろう。
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