第11章 安穏の白、走り出す緋。
「っあ、あぁ……れ、くん……ぁ……い、いくの……あ、あ……ああぁっ!」
「……もう?……やっぱりも期待してたんだろ」
「そ、んな……っ」
「じゃあいつから濡らしてた?もうすごいぞ……ココ」
キッチンで耳や首すじを食まれ膝から崩れ落ちそうになった後、ベッドまで行く時間すら惜しかったのか、ソファまで連れてこられた。
中途半端に服を捲られたままあちこち弄られて……あっという間に一度達してしまい。
ようやくきちんと服を脱がされると背中を座面に倒されて、いつから濡れてたかなんて分からない、すっかりトロトロになった秘部に零くんの熱があてがわれて、思わず身構えてしまった。
ふと零くんと目が合った瞬間、入口の周りを押し回していたソレの先が埋められる。
「ぅ、あ……あぁ……」
「ああ……っ」
少しずつ進んでいくにつれて、身体中の神経がゾワゾワ騒いで……グッと奥に押し当てられると、身体が小さく震えた。
卑猥な水音を立てながら、零くんのがゆるゆると動く。
「あ……あぁ……ああぁ……っ」
「そんなにいい?」
「あっ……だって……き、もちい……ぁ……っん」
指先まで痺れてるみたいにジンジンする。身体が熱い……
零くんの頭の方へ手を伸ばせば、顔が下りてきて唇が重なる。すぐに絡まる舌も熱くて蕩けそうだ。
ゆっくり、じわじわと、繰り返し奥を刺激されて。“零くん、好き、気持ちいい”の三つだけがひたすら頭の中に浮かんでくる。
思いっ切り零くんの背中に抱き着いた。
「んっ……あ……ぁ……れい、くん……」
「……だいぶよさそうにしてるけど……もっと動いたら、」
「ん……ぅん……して……もっと、いっぱい……」
「……もう……ほんっとには……っ」
勢いをつけて奥を一突きされる。下腹部から衝撃が広がり、身体が大きく跳ねようとするけどそれは押さえつけられて。零くんの勢いは止まることなく、大きなストロークで抽挿が始まる。
「あっ!や……あぁっ!あぁ……れ、くんっ、あっあぁ……す、ごい……っ」
「……ああ。めちゃくちゃいいな……っ」
「あぁっ!っあ、あぁ……や、ぁ……っ!あぁっ!」